
五神(ごじん)
天地開闢のとき、神々が生まれる基となる、この世が作られ、東西南北が生まれ農業の理、五行の理など世の中の成り立ちを表す神楽を、ユーモアを交えながら展開する、大長編演目。
五神とは





春夏秋冬を統治する兄四神に対し、五行神の1人である末弟、埴安大王大王が(はにやすだいおう)領地を要求しますが、これに応じてもらえず格闘となりました。そこに所務分けのおじいが登場し、四季の土用各18日間を埴安大王に分け与えることでこれを仲裁します。
この神楽は、夜明け舞の一番最後、大蛇(おろち)の後に舞う舞で「五郎の王子」とも言います。
石見神楽の中で最大の長編であり農業の上からも非常に尊重されている演目です。
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五神の相関図

神楽団体により、登場人物など多少異なる場合がございます。
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神楽団体により、異なる場合がございます。
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