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石見のグルメ探訪記 神楽めしを味わう!【浜田・江津編】

石見のグルメ探訪記 神楽めしを味わう!【浜田・江津編】

ご当地定番グルメとして石見全域で展開している「石見の神楽めし」。それぞれのご当地の食材で作られる贅沢な丼をぜひ味わい、その味わいと魅力をお届けたいと、担当ちはる&KAOで突撃実食&取材をしてきました。(2019年夏・秋取材)

【浜田】まる姫食堂にやってきた!

シックな黒い建物が目を引く
のどぐろで有名な浜田港の入り口に立地
漁港側からは豚さんのかわいいロゴ看板
石見神楽に関わるものが沢山!?
お座敷にも石見神楽が沢山!
味わい深い手書きのメニュー

まずは、浜田港近くのまる姫食堂にやってきました。

黒を基調とした建物でわかりやすい建物。漁港側からは豚さんマークも見えますよ✨️ 店内は明るく、石見神楽の採物(とりもの/幣や扇子など神楽で手荷物持ち物)や、神楽面、写真などが飾ってあります。「浜田に来たっ!」って雰囲気のお店です。

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「石見の神楽めし」とは?

島根県西部石見地域の食材を使用した料理を、肉は「オロチ丼」、魚は「えびす丼」、その他の食材メインの料理を「大黒めし」と名付け、石見各地で展開するご当地グルメです。

【浜田】まる姫食堂で、「オロチ丼」を実食!

そびえ立つカツが印象的
厨房に見える姿も圧巻でした
サクサク食べやすく、デミグラスが旨いっ!
店内の器の多くは亀谷窯業の瓦食器を使用

見てください!圧巻の丼を!! これが神楽めしだっーーー!

「高くそびえるお肉」が印象的なオロチ丼。 8枚のお肉は”ヤマタノオロチ”をイメージしているそうです! 男性人気が圧倒的かと思いきや、柔らかなロース肉をさらに食べやすく薄いカツにしてある事で、女性や年配の方にも支持を集めています。柔らかいポークの味わいが特製デミグラスソースと絡み、ご飯との相性も抜群です。箸を置くタイミングがないほど次々と箸が進みます! 2人でペロリと食べてしまいましたっっ。
厨房から運ばれてくる時点で歓声の上がる、この丼は過去に「オロチ丼No1決定戦」でグランプリを獲った逸品!お隣江津市のブランド豚肉「まる姫ポーク」をふんだんに使用しています。店名にもなっている「まる姫」。店主さんの石見を想う気持ちがうかがえます。器も石州瓦で有名な亀谷窯業(浜田市)のものを使用されています。


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石見を愛する「まる姫食堂」

店主:妻鹿文代(ママ)さんにお聞きしました! ママさんは、石見の食材・石見の食器など、この地域でしかできないような食堂をつくろうと取り組んでおられ、地元のブランド「まる姫ポーク」から「まる姫」と名前をつけ、夢だった食堂をオープンされたそうです。今や沢山のお客様はもちろん、縁あって石見神楽の舞子さんも多く集うそう。(その縁については後ほど)

【浜田】まる姫食堂でえびす丼「びーびー極エビス丼」を実食!

どーん!浜田港の旬の魚がぎっしり!!
おしょうゆをかけて味わいます
のどぐろです!浜田ののどぐろ !!
朝行われる浜田港競り風景

キラキラと輝くネタが丼の上にふんだんに盛りつけられているのは、海の幸たっぷり「えびす丼」です。その名も「びーびー極エビス丼」! えびす丼の名前にもある「びーびー」とは、浜田地方の方言で魚を指します。浜田港で水揚げされた旬のびーびーを惜しげもなくのせた自慢の逸品です!

今回のネタは、どんちっちブランドでも有名なのどぐろを始め、真イカ、カワハギ、ヒラマサ、イクラがたっぷりと乗っていました。のどぐろは表面を軽く炙っており、その香ばしさの中にはトロに匹敵する脂のノリ! さすが浜田名物、ほっぺが落ちるほどの贅沢絶品な味わい。真イカやヒラマサなども、さすが旬のものプリッとした歯ごたえと、旨味が舌に残るほど甘く濃厚でした。本当に極まってますよ!まる姫食堂さんっ!!


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その他にもまる姫食堂には沢山の定食があり、どれもこれもおいしいメニューがそろっています。浜田へ旅に来るときはぜひ訪れてみてください✨️

石州まる姫食堂
浜田漁港近くにある食堂
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石見神楽とのご縁

この石州まる姫食堂さんには、神楽の舞い手さんも足繁く通われているそうで、ママ(妻鹿)さんからお話を聞くことが出来ました。

奥の座敷に飾ってある瓶ビールのポスター!よくよく見ると神楽の演目でもある「岩戸」のワンシーンの様に見えます⁈ 樽を太鼓に見立ててあったり、瓶ビールは岩の奥から出てくる天照だったり…。それを丁寧に教えてくださった一舞子さんとのつながりから、不思議なご縁で人と人とが繋がって行き、今では神楽好きが自然と集まる場所になったそうです。

【江津】神楽めしのメッカ、舞乃市「大黒食堂」へ!

ドライブステーション「神楽の里 舞乃市」
石見神楽劇場「舞乃座」
舞乃市内「大黒食堂」店内

毎年3月に「肉祭り」が行われる、ドライブステーション「神楽の里 舞乃市」。石見の神楽めしは、まさにここを中心として発案され、石見の端から端(大田から津和野まで)展開されるご当地グルメなんです。

今回はその敷地内にある大黒食堂にやってきました。お土産や神楽小屋など様々な施設が併設するこちらの食堂。どんな料理が味わえるのかワクワクです。
いざ!潜入っ!!

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石見のおみやげが沢山!「神楽の里 舞乃市」

神楽の里 舞乃市には、神楽めしはもちろん、沢山のお土産があることでも有名です。広ーい店内に沢山並ぶ特産品の品々、そして石見神楽グッズなと沢山揃っているので、旅のお土産にはぜひご利用ください。石見神楽小屋も敷地内にありますよ!

【江津】大黒食堂でオロチ丼「まる姫ローストポーク丼」を実食!

上品なスライス肉で覆い尽くされた丼
この日は期間限定の豚汁もセット
ヘルシーなポークは女性に大人気!

舞乃市で受け取った神楽めしのパンフレットに載っている「まる姫ローストポーク丼」を注文。お姫様のように大切に育てられ、まるまると太ったブタちゃんがまる姫ポークの名前の由来だそうです。運ばれてきて、まず驚いたのは見た目のボリューム。肩ロースとモモ肉と2種類のお肉を使用されていて、お肉の違いも楽しめます。丼なのにお米が見えないほど、盛り盛りのまる姫ポークが使用されています。スライスされたお肉がとっても上品な味わいを醸し出して。。。とってもとっても美味しかった!!担当たち大満足です。期間限定の豚汁も、玉ねぎの甘みと具材が溶け込んだ汁に、大きめの豚肉で食べ応えも十分にあり美味しかったです。次のえびす丼に期待が高まりますっ!!

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専用小屋で、石見神楽も堪能できる!

舞乃市敷地内に、照明や音響にこだわったもの凄い神楽小屋があります。その名も「石見神楽劇場 舞乃座」。舞乃座では、定期的に公演が行われており、団体客、旅行客などでいつも観客が埋め尽くされています。豪華な舞台、そして豪華な石見神楽を特別な空間で。

【江津】大黒食堂でえびす丼「あなご天丼」を実食!

ホクホクのあなごで埋め尽くされる丼
お味噌汁とお漬物がついていました
ふわふわサクサクの味わいに担当メロメロ

さあ、今回のシリーズ最後となる贅沢逸品!「あなご天丼」は、なんと浜田港直送の特大あなごを使用。デデデデンッ!と盛られたきつね色のあなごが運ばれ、担当達は幸せに満ちあふれました。

皮目のプリッと感と身のふわふわ感は絶品で、薄づきの衣なので最後までサクサク感を口の中で楽しんじゃいました。甘口のタレは、あなごの天ぷらとお米との相性がピッタリ抜群で、最後まで、最後まで、最後までっ!大満足でした!!

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こんな本物の大自然天然のグルメを堪能できる石見って、なんて素晴らしいんだろう! 帰りの車の中で、担当ちはる&KAOはそんな話をしながら、満腹感と幸福感につつまれたのでした。
ご当地グルメ「石見の神楽めし」、ぜひ皆さんご賞味ください。どのお店も自慢の逸品をとりそろえ、皆さんをお待ちしていますよ!

(文:ちはる 写真:KAO)

神楽の里 舞乃市
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浜田・江津といえば、水族館!

今回は、浜田と江津の神楽めしを紹介しました。それにちなんで、ちょうど両市中間地点にある、「しまね海洋館アクアス」をご紹介。シロイルカのバブルリングや、かわいいペンギンパレードなどで人気の水族館は、季節ごとに特別展なども開催され、年中飽きることなく楽しめるアミューズメント施設です。カップルにもオススメですよ✨️

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