
山陰の小京都 津和野
津和野藩の城下町として栄えた津和野は、歴史と文化の漂う山陰地方を代表する観光地です。SLの汽笛の鳴り響く津和野は様々な見所沢山で、訪れる人の旅気分を十分満たしてくれるでしょう。
風情とロマン溢れる城下町 津和野










古き良き時代より石見の観光地として知られてきた津和野は、一歩足を踏み入れるだけで城下町の雅な雰囲気に包まれ、旅気分が高まる町です。
SLやまぐち号の終着地でもあり、キリスト教会や文豪森鷗外の生家など、城下町でありながら近代文化の漂うこの町は全国でも特有で、山陰の小京都の枠を飛び越え「日本の津和野」といえるでしょう。ぜひ、日本遺産津和野を訪れ、その文化に触れてみませんか?
津和野観光PRビデオ
制作/一般社団法人津和野町観光協会
Column

6月は菖蒲の季節
津和野の殿町通りを彩る花菖蒲は5月下旬~6月中旬頃が見頃です。
掘割で泳ぐ鯉と菖蒲のコラボレーションは、津和野の風物詩とも言えます。
この時期にお出かけの方はぜひお楽しみくださいね。
き
【津和野といえばコレ! その1】
城下町を走る SLやまぐち号



津和野に訪れた時に聞こえてくる汽笛の音は雄々しく胸に響き、大正や昭和の時代にタイムスリップしたかのような気持ちにさせられます。
新幹線駅の新山口駅から津和野を結ぶ「SLやまぐち号」は、観光客に大人気の列車で、山陽方面から旅行に来られる方にはオススメのルートです。乗ることももちろんですが、SLの姿を見るだけでも楽しく、親子連れのお子さんたちも大喜びすること間違いなし! ぜひ津和野に訪れたらその勇姿をご覧ください。(冬期は運休となります)
【津和野といえばココ! その2】
日本五大稲荷の一つ 太皷谷稲成神社



城下町津和野の中で、町を見下ろすように鎮座し、一際存在感を示しているのが太皷谷稲成神社です。千本あるといわれる朱塗りの鳥居階段を登ると、広い境内の立派な神殿にたどり着きます。境内からは津和野町内を一望できる絶好のビュースポットです。津和野に訪れた際には観光コースの中にぜひ入れてくださいね。御神徳は五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除・福徳円満・願望成就などなど、運気の上がるパワースポットです。
Column

稲荷参拝みやげ、“黒い”いなり寿司!?
大通りから弥栄神社を抜けた場所にある、こじんまりと営業されている美松食堂には、なんと黒いいなり寿司がメニューにあります。お店の中でも持ち帰りでもどちらもできるけど、観光客の多い日はすぐに売り切れてしまうそう。味付けは醤油と砂糖のみで、見た目とは違い味はあっさりという、これぞまさに津和野名物!ぜひご賞味ください。
【津和野といえばコレ! その3】
雅さ漂う伝統神事 鷺舞



華やかで雅な鷺舞は、7月に弥栄神社の祇園祭で行われる伝統神事。7月20日と、7月27日に弥栄神社を基に町内各所を巡り舞を披露。麗しい鷺の舞が素晴らしいのはもちろんですが、囃子方や唄い手の皆さんの凜々しい姿、鷺の周りを取り巻くそれぞれの演じ手の皆さんの振る舞い姿にも魅了されます。それぞれの役柄は家元制度とのこと。津和野に伝わる津和野だけの古典芸能です。夏の暑い時期、爽やかな鷺の舞う姿で涼をとる粋な旅をしてみてはいかがでしょうか。
伝統文化 津和野の鷺舞
津和野に伝承されて400年の『鷺舞』。京都発祥でありながら、現在まで廃絶することなく奉納され続けている唯一の鷺舞であり、「津和野の鷺舞」は国の重要無形文化財として指定され、近年では「風流踊(ふりゅうおどり)」としてユネスコ無形文化遺産へも登録されました。弥栄神社での奉納を皮切りに、町内練り歩き、11箇所で奉納されています。(鷺舞神事 7月20日、7月27日)
日本遺産「津和野今昔〜百景図を歩く〜」
津和野町民の暮らしそのものが「遺産」として認められた

今からおよそ150年前の江戸時代の終わりの様子を描いた「津和野百景図」には、当時の風景や様々な祭りなど当時の人々の豊かな生活ぶりが百枚の絵としてまとめられています。「津和野城跡」や「弥栄神社の鷺舞」、「鷲原八幡宮の大杉」などの指定文化財はもとより、青野山や高津川など今後文化財として大切に残していくべき対象が数多く描かれ、百枚の絵はさながら当時の「文化財ガイドブック」といってもいいでしょう。
「津和野百景図」を手本として、町並みや伝統行事、自然景観を守り伝えてきた津和野の人々の暮らしそのものが「日本遺産」として認められたのです。
【日本遺産】津和野今昔~百景図を歩く~
制作/文化庁
Column

町歩き…その前に、津和野百景図で知識をつけよう!
旅行にも色々な楽しみ方があります。「さあ津和野に来た!さて町歩きをするか・・・」その前に、ぜひ津和野町日本遺産センターに立ち寄って津和野百景図について学んでから訪れてみてはいかがでしょうか? 職員さんも詳しく説明してくれるそうですよ。美しい景色を、絵と眼と両方で楽しんでくださいね。