
のんびり歩くのが魅力 大森の町並み





かつて銀を採掘していた坑道跡、龍源寺間歩につながる大森の町並みには、現在も人々が生活をし、その暮らしが根付く、歩く世界遺産として大変珍しい観光地です。江戸時代にタイムスリップしたかのような懐かしい景色の中をのんびり散策して、龍源寺間歩を目指しましょう。
世界遺産となりその知名度は上がりましたが、それ以前までも大森地区の人々が、ひっそり大切に脈々と守り続けてきた、石見の誇る文化遺産です。
世界遺産石見銀山 大森の町並み
世界遺産石見銀山、龍源寺間歩へと続く大森の町並みを、まるで散歩をしているかのように収録しました。のんびり、ゆったり、石見銀山でおさんぽを楽しみませんか?
- 浄善寺や長江寺、石見銀山や三瓶山などの美しい大イチョウや紅葉を巡る
- 島根県石見地方の東側、三瓶山を軸に、大イチョウで人気の浄善…
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散策の途中でお腹がすいたら・・・
大森の町並みを散策していると、のんびりとした時間の流れにちょっとひと息つきたくなります。
おいしいドイツパンを買って食べたり、古民家カフェでのランチや、島根に来たらお蕎麦も食べたい・・・と楽しみ方は色々!
石見銀山~温泉津(ゆのつ)の食事施設をご紹介します。
世界遺産 石見銀山

「石見銀山遺跡とその文化的景観」は2007年に鉱山遺跡としてはアジアでは初めて世界遺産に登録されました。その規模は529ha(東京ディズニーランド約11個分)で、当時を彷彿とさせる趣深い町並みには今も人々が暮らし、歴史を伝え残しています。
“石見銀山の風景には全て意味がある”
知れば納得。興味が深まる「石見銀山観光ワンコインガイド」などを利用して、歴史と暮らしを感じてみてください。
【なぜ世界遺産に? その理由①】
石見銀山の銀がアジアやヨーロッパ諸国の経済や文化の交流に影響を与えたこと

最盛期には世界の産銀量の約3分の1を占めた日本銀のかなりの部分が石見銀山で産出されたものと考えられています。石見銀山では「灰吹き法」の製錬技術を取り入れ、良質な銀を大量に生産することが出来ました。
石見銀山の銀は、初めは中国との貿易で流通していましたが、ヨーロッパ人の参入により世界的な経済・文化の交流に影響を与えることとなりました。
【なぜ世界遺産に? その理由②】
坑道跡や工房など銀生産に関わる遺跡が豊富で状態良く残されていること

採掘から精錬まですべて手作業で行われていた石見銀山。当時のノミの跡を実際に見ることが出来る坑道跡(=間歩)の他、製錬工房跡や住居跡などが多数残っています。
【なぜ世界遺産に? その理由③】
銀の積出港や街道など鉱山運営の全体像が自然環境と一体となって文化的景観を残し、今に伝えられていること

銀山開発には銀の精錬のため多くの木材が必要で、山の木が無くなることが通常でしたが、石見銀山では、採掘当時から山を崩したり森林伐採をせず、銀鉱脈に沿って狭い坑道を掘り進める採掘方法や伐採した数と同じだけ植林を行うなど適切な森林管理が行われていました。
また、採掘から搬出までの銀山運営の全体像がしっかりと残り、「21世紀が必要としている環境への配慮」が既に行われ、それを今の時代にも伝えられているところが世界遺産登録の重要なポイントになりました。
石見銀山が世界遺産に登録された理由や、歴史を詳しく知りたい方は、ぜひ「石見銀山世界遺産センター」と「石見銀山資料館」を訪れてみてくださいね!
石見銀山 おすすめスポット & 観光コース
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石見銀山の港町、歴史ある温泉街「温泉津」
「石見銀山遺跡とその文化的景観」には1300年以上の歴史がある温泉津温泉が含まれています。石見銀山の港町・温泉町として栄えたこの町は歓楽街などがなく、静かで落ち着く温泉街。旧家を改修した雰囲気のカフェやレストランもあり、訪れた人をゆったりとした気持ちにしてくれます。