津和野町で明治維新ゆかりの地をたどる!

- 所要時間:
- 2時間
- 移動手段:
- 車、(公共機関利用の場合)徒歩とタクシー
山口県萩市の観光と併せて津和野町観光もどうぞ♪
石見にも長州軍や明治維新との関連史跡等があります!!
長州藩にも幕府にも干渉しないという中立の密約を交わした津和野藩。
進軍しないことに業を煮やした幕府が征長督促の使者として派遣した軍目付の長谷川久三郎の駐留先となった永明寺のほか、「森鴎外」の出身地でもある津和野の幕末から明治期にかけての関連施設を巡るコースです。
◆全行程
堀庭園→森鴎外記念館→永明寺(山門)→永明寺(本堂)→永明寺(森鴎外の墓)→津和野民俗資料館(藩校「養老館」跡)
堀庭園
伊藤博文の書と国の名勝美で眼福♪

松下村塾の塾生で、初代内閣総理大臣の伊藤博文が堀庭園を訪れた際に寄贈した書が展示されています。
署名は「滄浪閣主人 博文」。滄浪閣とは伊藤博文の別邸であり、何事も自然の成行きにまかせて身を処するという意味です。
国の名勝である庭園美と併せてご覧ください。
森鷗外記念館
津和野出身の明治の文豪の故郷の想いに触れる

津和野で幼少期を過ごし、「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」の遺言を残した明治の文豪・森鴎外の記念館です。
数々の遺品や、鴎外の故郷への思いとともに、明治期の歴史も感じることができる場所です。
- 住所
- 鹿足郡津和野町町田イ238
- 電話番号
- 0856-72-3210
- 営業時間
- 9:00~17:00(最終受付16:45)
- 定休日
- 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日~31日
永明寺(山門)
水戸黄門様の師が書いたと言われる書が掲げられた山門

かつては殿町通りに建てられたものを移築したといわれる永明寺の山門。
門に掲げられた「覚王山」の文字は水戸黄門で有名な徳川光圀の師・心越禅士(しんえつぜんじ)の揮ごうとも言われています。階段下から山門を見上げた際の紅葉風景は大変美しく、思わずシャッターを切ってしまうほどです。
- 住所
- 鹿足郡津和野町後田ロ107
- 電話番号
- 0856‐72‐0137
永明寺(本堂)
長州征伐の督促者として派遣された軍目付が駐留した場所

長州征伐の督促者として派遣された軍目付が駐留した場所です。住職さんや檀家さんがおられる時は、本堂内の見学も可能です(有料)。
歴代の津和野城主の菩提寺として栄え、美しい庭園や寺宝館では森鴎外の遺書(複製)などを見ることができます。
永明寺(森鴎外の墓)
森鴎外記念館で故郷への思いに触れて参りたい

境内の奥にひっそりと佇む、津和野出身で明治~大正にかけて活躍した文豪・森鷗外のお墓。
「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」という遺言通り、1人の石見人として眠ることを願った森鴎外の墓石には本名の「森林太郎」とのみ彫られています。東京都三鷹のお寺と同じものです。
- 住所
- 鹿足郡津和野町後田ロ107
- 電話番号
- 0856‐72‐0137
津和野民俗資料館(藩校「養老館」跡)
西周や森鷗外が通った藩校跡の資料館

西周や森鷗外も通った「藩校養老館」の剣術道場をそのまま利用した民俗資料館です。
「養老館」と書かれた提灯や雰囲気のある太鼓橋の入り口は、津和野の観光ポスターなどでよく使われる場所で、観光名所にもなっています。