トップページ > 観光・体験 > 特集ライブラリTOP > 特集Vol.18 いわみの地酒 その3
前の記事 特集ライブラリTOP 次の記事
お花見も日本酒で♪
今回は酒造り真っ只中ということもあり、酒蔵見学がメイン♪
		酒蔵ごとの香りや雰囲気の違いをめいっぱい楽しんできました。
		もちろん、仕込み時期でなくても酒蔵の香りはたまりませんが、やっぱり酒造り真っ只中の蔵の活気は最高でした!!
古橋酒蔵 「山陰の小京都・津和野」の町並みにある昔ながらのたたずまいの古い酒蔵。
		なんだか、懐かしく感じる雰囲気でした。
そして店内奥、蔵の入り口には今年の干支にちなんで、地元の左官業・藤本誠一氏から寄贈されたという“しっくい”で造られた『鏝絵(こてえ)』が迎えてくれる!!
“しっくい”とは、昔から使われている。お城や津和野の町並みでもよく見られる白壁の建材。防水性も高く調湿機能にも優れています。
							“鏝絵”とは左官職人が『鏝(こて)』で浮き彫り風に描いたものです。
すごい迫力!!

鏝絵の向こうに進むと純米大吟醸  寒仕込みの真っ只中!気温2℃のこの日は『三段仕込み』の「仲仕込」の日でしたが、このくらいの冷え込みの方が良いのだそうです。
“取材日
蒸しあがり直前、吹き上がる湯気!
蒸しあがり直後! 釜から冷却機へと手作業で入れられていく蒸米。 あっという間に冷却されていきます。 扉のなかにあるタンク。冷却された蒸米はこの中に入れられ“櫂”でかき混ぜられていきます。
			試食をすすめていただきました♪ちょっと固めで弾力がありました
普段はしっかりと閉まっているという“しっくい”の重く厚い扉。この扉で、蔵のなかの気温管理をされています。この蔵に唯一ある『初陣』の名前が入ったタンク。このタンク一杯で一升瓶800本分以上のお酒が入るという大きなもの。歴史も古く、昭和40年に造られたタンクだそうです。
見つけた♪『初陣』の名前が入ったタンク。昭和40年に造られたタンクだそうです。
普段はしっかり閉まっているしっくいの扉。
ストップウォッチを使い、時間を計りながらの洗米・浸漬工程。この状態で一昼夜おかれます。

『オリジナルラベル』づくり!!
蔵見学のあとは、自分だけの『オリジナルラベル』を作ってみませんか?見学記念や、プレゼント用にメッセージを書いて贈り物にしてもいいかもしれませんね。
店内では無料で試飲もされていますので、お気に入りのお酒に『オリジナルラベル』なんて素敵かも♪担当は、車で行ったので試飲ができず、ちょっと残念でした。
でも、記念にラベルづくりしてきました♪(ちゃっかり?)
自分だけのオリジナルラベル!
ここでしか味わえない『初陣あいす』!!
アルコールは入っていないので子どもから大人まで美味しくいただけます。
でも!すぐに溶けてしまうため発送はできないのでぜひ、足を運んでみてくださいね♪
初陣アイス ノンアルコール子どもから大人まで美味しくいただけます。
やさしい口当たりでほんのりお酒の味。寒くて鼻水を垂らしながら食べてる子発見!(笑)
こんなに寒いのに冷たい水でお米を洗ったり、あんなに熱い釜に入ってお米を掬ったり、熱いお湯で洗い物をしたり、ずっとずっと休まないで次々に作業が続いてて、洗った
			お米とかも重そうだし、酒蔵で働く人って大変だなぁ、すごいなぁと思いました。(この日、見学の小学5年生・高野 淳光くん)
			
			これまでも、たくさんの酒蔵見学をさせていただいた担当ですが、実際にお米を蒸してから、タンクに入れるまでの工程やお米を洗って並べていく工程を見学させていただいたのは
			初めてで、神聖で無駄のない、丁寧で綿密な作業の蔵人に改めて敬意を持ちました。




古橋酒造株式会社
島根県鹿足郡津和野町後田ロ196
TEL(0856)72-0048
FAX(0856)72-0098
* 酒蔵見学はお気軽にお立ち寄りください 酒造り時期でない期間も、蔵のたたずまいは必見!!
☆耳より情報☆
			津和野町では「 本物の酒蔵見学プラン (日にち指定有)」 という企画を実施しています。今季の実施日はあとわずかですが、ぜひ活気ある“本物の酒蔵”を見学してみませんか?
			来季も企画予定とのことですので、ぜひチェックしてみてくださいね![お問い合わせ] 津和野町伝統文化活性化協議会 TEL0856-72-1771
鹿足郡津和野町 金彩津和野
金彩津和野は津和野にある財間酒場・下森酒造場・古橋酒造・華泉酒造の4社の酒蔵がつくる地酒に「津和野式冬虫夏草」を漬け込んだ健康酒です。

「津和野式冬虫夏草」とは、
桑の葉だけで育てた蚕が生きているうちに菌を接種し、培養するもので、5月から9月まで期間限定で生産されています。津和野町は中国地方で最後まで製紙工場が残っていた土地で、この養蚕より長年かけて製法特許を取得し、つくられました。
食前酒にもぴったり! 津和野金彩 紅金彩
ふつうの白い”まゆ”ではなく 黄金の”まゆ” 切り出されたもの 菌が培養し、つけこまれたあとの蚕
使われている4社の地酒







合同会社 金彩津和野
島根県鹿足郡津和野町鷲原イ184-5
TEL(0856)72-4171
鹿足郡津和野町 金彩津和野
『桃色しずく』
その名のとおり、優しい桃色のお酒。赤色酵母(せきしょくこうぼ)を使って造られ、自然にでてくる色だそうです。
「時間をおくと、二層になる…上澄みの部分とこのまま(混ざった状態)だとまた、味が違うんですよ」その一言が気になり、早速試してみました。


まずは、上澄みの赤く澄んだところだけ。フルーティーで甘いのにすっきりとした口当たりが新鮮でした。
次に、瓶を逆さにして綺麗に混ざった状態。
フルーティーでまろやかになり、これもまた優しい感じが気に入りました。
桃の節句やお花見など、お祝いの席に合う華やかさもあります。
[桃の節句]一般的には3月3日ですが、地域によっては4月3日のところもありますね、ここ石見でも4月3日にお祝いをします。


そして、なんと!
担当が気に入った「上澄みの澄んだ赤い部分を使っての新商品」も、間もなく発売(3月下旬)とのこと!瓶内発酵ではない『発泡性』の商品とのことで、かなり楽しみな担当です。
桃色しずく 時間をおくと、二層に.上澄みの部分と混ざった状態とでは味が違う!!



そして、やっぱり「右田本店」といえば、島根県で一番歴史の古い酒蔵でもあります。歴史を辿るとまた、一段と奥深い。
現在、15代目蔵主という"右田 隆"氏。その若さと、ラフな雰囲気に初めは正直びっくりしたのですが、生き生きとした表情や身のこなし、説明などから本当に、蔵でのお仕事が楽しく、一生懸命な様子が伝わってきました。
「宗味」は手をかけてつくる。さっぱりだけでなく味わいのあるお酒。「食べながら飲めるお酒」をつくりたい! 15代目蔵主 右田 隆氏
そんな姿に、心ひかれ いろいろなお話しを聞いてきました。
ご両親からの「跡継ぎ」のプレッシャーは特に感じなかったとのこと、酒蔵を継ぐためではなく「ただ東京の大学に行
きたかったから(笑)」という理由から『東京農業大学 農学部 醸造学科』に進学。*ご実家が酒蔵の方の特別推薦枠のよ
うなものがあるとのこと。
それが“環境”によって変化!!同期が蔵人をめざす姿に刺激をうけ、本格的に『蔵人になる』ことが目標に変わったの
だそうです。大学卒業後、5年間は京都の酒蔵で修行、現在、益田市に帰ってきて7年がたつそうです。
はじめのうちは、それまでは経験してこなかった『営業』がいちばん大変だったとのこと。「400年という歴史を背負う
プレッシャーはあるけれど、伝統を守りながらも新しいものをつくりたい!」
と生き生きとした表情で話してくださいました。
400年の歴史、中世のお酒『与三右衛門』を当時の文献より再現したのがきっかけとなり、現在は酒蔵だけでなく益田「中世の食」再現プロジェクトの代表も勤めておられます。「昔からのイメージや地域とのつながりを大切にし『宗味市』を復活させたい!」とのこと。
*『宗味市』については[ 右田本店ホームページ・蔵(http://www13.ocn.ne.jp/~migita/)]に載っています。ぜひ、再現させてもらいたいですね!!







『与三右衛門』古来の製法でつくられた純米酒です。甘口で濃厚な味わいが特徴で、オンザロックや冷やして食前酒にお勧めです!担当は「あっさり辛めの食事をつまみながら味わいたい」と感じました。

これが与三右衛門!ほかのお酒が1ヶ月くらいで出来上がるのに対して、このお酒は出来上がるのに2ヶ月の期間がかかります。
これが中世の食を再現したものです。中世のカステラも再現!
株式会社右田本店
島根県益田市本町3番30号
TEL0856-23-0028 FAX0856-24-0995
詳しくはこちら
日本酒はこのようにして誕生します
クリックすると右田本店の製造工程説明
PDFが開きます♪



益田市染羽町 岡田屋本店
焼酎もいかがですか?
雪舟庭園が素晴らしい、医光寺のすぐそばに昔ながらのたたずまいの雰囲気のいい酒蔵があります。ここが岡田屋本店。日本酒だけでなく、焼酎にも力を入れています。なかでも『わさび焼酎』はわさびの風味がしっかり生かせるよう、とんでしまわないようにと、試行錯誤を繰り返して商品化されたもので、地元・匹見町で栽培されたわさびを使用してつくられています。なんと、試作開始から完成まで3年の月日がかかったという、逸品です!!
わさび焼酎 わさびの風味がしっかり生かせるよう試行錯誤の末に商品化された自信作!
			ゆずのお酒 こちらのリキュールも地元・美都町のゆずを使用して作られたものです。完成した焼酎にゆずなどを入れて作られています。 蒸留装置
思わず見上げてしまう、大きな精米機があります!!


株式会社岡田屋本店
島根県益田市染羽町5-7
TEL0856-22-0127 FAX0856-23-6747
詳しくはこちら
益田市中島町 桑原酒場
丁寧に見学用のための資料[PDF]を用意してあり、ひとつひとつ蔵のなかを酒造りの工程にそってわかりやすく説明していただきました。
以前は但馬より蔵人に来ていただいていましたが、現在は全て地元・益田市の5人の蔵人で酒造りをされています。
ひとつひとつ蔵のなかをわかりやすく説明していただきました。
			伏流水(軟水)を使用して、酒造りをされています。酒造りに使用する水には、鉄分含有が対敵なので鉄分を除去するための機械も設備されています。 桑原酒場おすすめのお酒
			扶桑鶴 純米吟醸 佐香錦
			原料米は、島根県産酒造好適米「佐香錦」を使用。精米歩合55%の純米吟醸。穏やかな吟香があり、優しい口当たりで透明感のあるお酒です。
			扶桑鶴 特別純米酒
			原料米は、島根県産酒造好適米「佐香錦」「神の舞」を使用。精米歩合60%の特別純米酒。芳醇な風味とスッキリした口当たりを感じさせられる。幅広い温度帯で楽しめるお酒です。
			扶桑鶴 純米酒 高津川
			原料米は、島根県産酒造好適米「五百万石」と飯米「ハナエチゼン」を使用。精米歩合70%の純米酒。あえて高精白せずにお米の旨味を感じさせられ、毎日の晩酌用に気軽に楽しめるお酒です。
			落ち着きのある味わいがあり、お燗にも最適で、食中酒として楽しめます。
そして「扶桑鶴・高津川」といえば、有名な漫画「蔵人」にも出ています!!
作者の尾瀬あきら氏もこの蔵をたずねられました。ぜひ、見てみてくださいね♪
 
株式会社桑原酒場
島根県益田市中島町ロ171
TEL0856-23-2263 FAX0856-22-0063
詳しくはこちら
いわみの酒蔵めぐり。
			担当がおじゃまさせていただいたのはほんの一部ですが、いわみにはまだまだ素晴らしい酒蔵がたくさんあり、ひとりでも多くの方々に知って頂きたい、味わっていただけると嬉しいなぁと思っています。
			自称「お酒好き♪」からはじめたこの特集。はじめは「知りたい」「伝えたい」「飲みたい(笑)」という軽い気持ちからのスタートでしたが、巡っていくうちにたくさんの方々の酒造りへの思いや、努力、情熱などを知り、それまでよりももっとお酒が好きになりました。
			そしてなにより「酒蔵が好き」「酒蔵の方々が好き」になりました。
※掲載されている情報は2012年3月現在のものとなります。ご了承ください。

ページTOP