石見神楽の特徴・違い
千差万別! 石見神楽!
全国の「神楽」の中でも、迫力ある舞と金糸銀糸を織り込んだ衣裳が特徴的と言われている「石見神楽」。その「石見神楽」も実は地域によって調子(舞のリズム)の違いや特徴があるんだよ!
色々ある特徴の中でも、初めて石見神楽を観る人でも分かりやすいものを少しだけ紹介するね!
上の写真どっちも鐘馗だけど全然違うね!
大元神楽(おおもとかぐら)
大元神楽
石見神楽が生まれるルーツとなった「大元神楽」。
秋に石見地方の各地で行われる奉納神楽は神様に豊作や豊漁に感謝して舞うんだけど、大元神楽は①式年祭(しきねんさい)と呼ばれ、5~7年に1 度晩秋の時期に神社で夜通し行われること。②「託宣の古儀(たくせんのこぎ)」と言われる舞で、神社の神職さんたちが藁蛇を用いて村の守り神(大元神)をお呼びしてお告げを聞くという「お祭りの儀式」として重要視しているところ。が特徴だよ。
昭和54年に国の無形民俗文化財に指定されていて、文化的にも貴重なものだよ。
六調子と八調子(ろくちょうしとはっちょうし)
六調子 低い所作の六調子神楽「鍾馗の疫神」
八調子 高い所作の八調子神楽「鍾馗の疫神」
石見神楽も元々は神職さんによって舞われていたんだけど、明治政府から神職の演舞が禁止されたため氏子さん(民間)に伝えられるようになったんだ。
氏子さんが舞うことで「儀式」というよりも「お祭りの前夜祭での娯楽」としての意味合いが強くなって、調子が早くなったり、石見神楽の台本が作られたりと神楽改正の動きが出てきたんだって!
その神楽改正の影響を受けたものが「八調子」、影響を受けていないものが「六調子」と呼ばれているよ。
八調子神楽は早いテンポでスピード感があり、現在では石見地方の多くの団体が受け継いでいるよ。
六調子神楽は農作業での動作が「型」になっていて、腰を落としゆっくりと重厚に舞うのが特徴だよ。
同じ神楽でも全然ちがうからいろいろ楽しめちゃう
六調子
八調子
「原型」と「進化」の2つのベクトルを持つ石見神楽は、初心者には興味がもてる幅が広く、ツウにとっては奥深い、探究心の絶えない伝統芸能だよ。
生活の一部でもある石見神楽
石見神楽
石見神楽を舞う舞子(まいこ)さんたちは、みんな、会社勤めだったり自営業だったりと仕事をしながら石見神楽を受け継いでいるんだよ。
家族や近所の人が石見神楽を舞う環境の中で育つこどもたちにとって、石見神楽は憧れの舞台。だから、石見神楽の上演会場では舞台にかぶりつくこどもや、お囃子に合わせて舞のまねごとをするこどもたちの姿を見ることが多いんだ。
石見神楽を代々親子で舞う家庭や、「神楽が自分の人生そのもの」と語る人、それを支える地域の人たち。
石見地方に住む人たちにとって、石見神楽は生活の一部となっているよ。
特に奉納神楽の会場では、地域のみんなが石見神楽を観ながら楽しむ様子を感じることができるよ。
石西神楽
石西神楽の特徴
益田市、津和野町、吉賀町がある石見地方の西部「石西」では、「五神」などの演目のお面に特徴があるんだよ。
このお面の特徴は「とても大きい」ことと「毛が渦巻いている」こと!
観た時は、他のお面との大きさの違いにビックリするかも!?

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