石見神楽の原点 大元神楽の楽しみ方

2017年11月14日 / 石見神楽

【石見神楽の原点 大元神楽の楽しみ方】

 

 

さあ、行ってきました。10/13邑南町日貫、大原八幡宮での奉納神楽のレポです。まずスタートしたのは神事。大元神楽のシンボル:藁蛇が神殿に鎮座する中、厳かにその儀が執り行われました。

 

聖域には「藁蛇(わらへび)」が鎮座し、神主が拝礼を行います。(蛇は自然を敬う気持ちを蛇に託したものであるとともに、藁には豊作への願いが込められている。大元神とは国常立尊(こくしょうりゅうおう)という説もあり、東西南北、春夏秋冬、木火土金水を生み出した神で、すなわち万物の祖といえる創造神である。)(左)
神職たちが登場し、座につく「神殿入」の風景。地区の総代、地域の人々(氏子)が見守る中、神事が粛々と進められます。(右)

 

 

 

神様へ捧げ物を供える「献饌(けんせん)」の儀。沢山のお供えが藁蛇の前に並びました。大元神楽ならではの光景です。(左)
楽屋内には、このような台帳がつり下げられていました。恐れ多く捲ることはしませんでしたが、この日の配役などが書かれているのか!? 大元神楽ならではのものではないかと推測します。(右)

 

 

 

神事の進められる中、楽屋では、舞子が着替えに入っていました。神楽団のベテランの舞子さん達が、この日「神降し」を舞う子供太夫のため、一生懸命着付けをされていました。さあ、いよいよ石見神楽が始まります。

 

 

 

(つづく/担当K)
(取材者/担当KAO・あや・のり)

 

 


 

 

【日貫大元神楽観賞〜儀式舞編〜】

 

 

第2回目は儀式舞についてまとめました。石見神楽の基本といえる味わい深い舞の数々をお楽しみください。

 

この若さあふれる「御座(ござ)」は、深夜の午前1時過ぎから行われ、楽屋・客席から大歓声に迎えられながら、吉原神楽団の舞子が披露しました。
◎衣・食・住の、住に感謝を捧げる舞で、ベテランの舞子が舞えば味わい深い神妙性はらんだ舞となるが、この日は若い舞子が舞い、とても爽やかでスポーティーな印象であった。若手に確実に大元神楽が引き継がれている「象徴」と見た。(左)
「御座(ござ)」最大の魅せ場である、御座を飛ぶシーン。大拍手・歓声につつまれる。見守る大元神(藁蛇)もお喜びであろう。これぞ「神遊び」!(吉原神楽団)(右)

 

 

 

 

夜7時半、大元神事に先駆けて行われた、「四方堅(しほうがため)」。神座に神々を迎える準備をするため四方(東西南北・春夏秋冬)を祓い清める儀式舞で、涼やかな白い狩衣に身を包んだ4人の舞子によって、舞座が祓い清められた。(吉原神楽団)(左)
子どもの舞子が舞う「神降」。その名の通り、舞座に神を降ろす儀式舞で、ベテラン指導者や氏子の見守る中、緊張の面持ちで鎮座する大元神(藁蛇)に拝みをつけ、神降ろしを無事務めた。(春日神楽団)(右)

 

 

 

粛々と進められる儀式舞。「太鼓口(どうのくち)」では2つの胴(大太鼓)を舞子が祝い歌と共に鳴り響かせ、前半は厳かに、後半は華やかに舞を交えながら、奉納された。(桜井神楽団)(左)
「剣舞(けんまい)」は、4人の舞子が笠とよばれる幣を手に持ち舞われる神楽で、この4人が四神(東西南北・春夏秋冬の神、即ち大元神である国常立王(こくしょうりゅうおう)より生まれた、春青大王・夏赤大王・秋白大王・冬黒大王)を表している。
◎担当が以前日貫の「剣舞」を見た時にも、「?」と思ったのが、舞いの途中・中の手の時に、中央にスルスルスルッっと、天蓋が降りてくるんですね。「なんでだろう!?」と思っていたけれど、「ああっ、これは中央で5番目の神、植安大王なんだ!」と、この時気がつきました。とても奥深き大元神楽なのです。※他にも様々な解釈があります。(福原神楽団)(右)

 

 

 

自然と醸し出す凜々しい舞姿・表情は、舞子の神楽に対する姿勢を反映するのでしょう。担当は特にベテランの方の、こういう姿にシビれてしまいます☆
「剣舞(けんまい)」後の手。(福原神楽団)(左)
「天蓋(てんがい)」は、舞子に替わり、東・西・南・北・中央を表す「小天蓋」が宙を舞う演目。天地開闢(てんちかいびゃく)のとき国常立神が生み出した5つの神々・・・儀式舞は一見、多様な舞い・持ち道具で行われますが、それを称える根本はこの5つの神であり、これが神楽の根本なのではないかと考えます。
◎一生懸命紐で小天蓋をあやつる舞子達。一生懸命引く中で、1人ユニークな動きで観客を楽しませる方もおられ、氏子達は和やかに笑顔で「神遊び」を見届けました。(吉原神楽団)(右)

 

 

 

「鈴合(すずあわせ)」は、剣を片手に鈴を持ち舞われる儀式舞で、これまでの優雅な舞とは違い、たすき掛けをした出で立ちからも分かるように、技を繰り広げる舞でもある。
◎神楽と曲芸の分かれ目がどのあたりにあるのかは分からないけれど、厳かな前半の舞の後には、4つの刀で様々な組み手を舞子が行い、淡々とスピーディーに技を繰り広げ、曲芸に限りなく近い地点にまで到達します。刀を称えた舞なのだろうけど、月並みな「出雲には神があるが鈴がない」云々説明もありますが、担当もそれ以上の意味合いは解らないところです。(山ノ内神楽団)(左)
太皷谷稲成神社では、夜神楽の限定御朱印が貰えちゃいます(*˙0˙*)
息を合わせ技を繰り広げる4人の舞子たち。激しい舞いは八調子といわれますが、六調子神楽の後半での激しさは特筆物で、緩やかさと激しさとの緩急が祭りの高揚感をとても高めるものだと感じました。これが代々受け継がれてきた石見神楽の原点、大元神楽であるのでしょう。
「鈴合(すずあわせ)」(山ノ内神楽団)(右)

 

 

 

さてさて、次は豪華な衣裳や面を身にまとった、「能舞」で特集します。配信は来週!お楽しみに!!
(つづく/担当KAO)
(取材/KAO・あや・のり)

 

 


 

 

【日貫大元神楽観賞〜能舞編〜】

 

 

能舞とは、神話劇などを時に面を着け神や鬼に扮して舞うもので、舞の中で直接神様が登場するものを指します。さて、それでは邑南町日貫、大原八幡宮の奉納神楽での能舞の様子をご覧ください。

 

この大きい面の大迫力の鬼は、「塵輪(じんりん)」という鬼の大将軍。客席に入れ混じり、カメラに見栄を切ってくれました。(桜井神楽団)(左)
鈿女命(うずめのみこと)」の色気のある舞。「岩戸」では、第一神の女神「天照大神(あまてらすおおみかみ)」、老人である「児屋根命(こやねのみこと)」、若面の「太玉命(ふとだまのみこと)」、豪腕の「手力男命(たぢからおのみこと)」の5役が、それぞれに特徴ある舞を繰り広げる、趣の深い演目です。(山ノ内神楽団)(右)

 

 

 

岩戸を力でねじ開けんと登場する手力男命(たぢからおのみこと)。このあと岩戸が開かれ、神秘的に神隠しが行われる。八調子神楽と違うのは、視覚的な神秘さか、観念的な神秘さかというところなのであろう。天照大神の念を移したシンボルの「御幣」が岩戸開きとして用いられるのだが、神秘としか言いようがない。これは大元神楽を見てその観念を感じ取るしかない。(山ノ内神楽団)(左)
「弓八幡」は子ども達が務めた。かわいらしい声を張り上げた口上が、氏子の皆さんの心をキャッチ。歓声の中、最後まで勇ましく舞い納めました。(春日神楽団)(右)

 

 

 

誇らしげな表情で腰をじっくり落としたリズムの心地よい神舞は、六調子神楽ならでは。担当もその舞に釘付けになりました。(神武[じんむ]/桜井神楽団)(左)
一際激しく、そして綺麗に揃った舞「神武」は、若手の舞子によって舞われ、テンポのいいかけ声を4人が発しながら息を合わせていました。観客もじっくりとその舞を堪能していました。(桜井神楽団)(右)

 

 

 

囃子方。幕は必要な時にのみ引かれ、楽屋では、神楽を見つめる方、着替えに入る方、談話をされる方など様々に、大元神楽を観客と一体化して楽しんでおられました。(春日神楽団)(左)
「鈴加山(すずかやま)」では、ベテランの舞子が鬼退治に。観念を重要視する六調子神楽では、眼鏡をかけて舞われる方も多く見受けられます。その姿がまた里神楽らしい素朴さを感じられ、素面の方の舞は若者もベテランも皆凜々しく舞われ、心を打ちます。(春日神楽団)(右)

 

 

 

坂上田村麻呂が鈴鹿山の鬼神を退治する伝説を舞う「鈴加山(すずかやま)」は、田村麻呂の長刀や刀などの武器を次々と鬼が奪っていく様子がとても面白い演目。そのやり取りが見所です。(春日神楽団)(左)
玉藻前(たまものまえ)と接する阿闍梨祐慶大法印(あじゃりゆうけいだいほういん)。朝方4時頃舞われるこの演目「黒塚」は、時間帯も相まって、とてもミステリアスな世界に引き込まれます。剛力のザイ(鬼棒)に結ぶガッソ(髪の毛)が何を意味するのか? なんともミステリアスです。(福原神楽団)(右)

 

 

 

「黒塚(くろづか)」
九尾の悪狐登場! 毛皮仕立ての衣裳で、俊敏に動き回ります。
※面は岩本竹山のものか!? 私の意識はそちらの方に・・・浜田の面収集家:竹内氏にまた聞いてみます。(福原神楽団)(左)
天蓋に登り大暴れする悪狐。旧邑智郡の中でも浜田に近い日貫の神楽は、浜田系神楽のルーツも感じられるものでした。(福原神楽団)(右)

 

 

 

「塵輪(じんりん)」
6調子神楽の烏帽子へのタスキの巻き方は特徴的です。この姿が石見神楽の神姿の原点といえるのでしょう。青が「はなどり」といって複数で舞うときに舞をリードする役、赤は供役。ぴったりと息の合わさった神舞を見せました。(桜井神楽団)(左)
大きな面の2匹の鬼で、舞台はとても賑やかに。「塵輪」の華やかさは6調子も8調子も一緒、迫力のある舞が繰り広げられます。(桜井神楽団)(右)

 

 

 

舞台を飛び出し客席に乱入する鬼。6調子神楽の「塵輪」では多く見られる風景。観客と一体となって楽しみます。時刻は朝の5時、日貫の皆さん、みんな元気です。(桜井神楽団)(左)
「塵輪」の最後には客席から鬼の助っ人が登場!はっちゃけます。地域の祭りならではの光景ですが、この鬼と、鬼の助っ人の方は、この日の祭りの別のところで戦います。その様子はまた後ほど。。。(桜井神楽団)(右)

 

 

 

天蓋が降り、それに怯える疫神(鬼)を、じっと鍾馗が太鼓の上で待ち構える光景に、大元神楽の神秘性を感じました。それぞれに意味があるのでしょうが、なんとも奥深い。(山ノ内神楽団)(左)
「鍾馗」の疫神。6調子ならではの面相で、その姿は滑稽でもあり、病魔を司る神としてのいやらしさも感じます。腰もすごぉ〜〜く低くしてジットリと動くのです。(山ノ内神楽団)(右)

 

 

 

茅の輪を通してでないと見えない鬼。両者対峙するシーンは力が入ります。「鍾馗」の神は素面で舞われ、舞う表情も素晴らしく、客席からも歓声があがりました。若い舞子が舞う際に、若い氏子がエールを送る様子が様々見受けられ、伝統をつなぐ素晴らしさを感じ取りました。(山ノ内神楽団)(左)
朝6時。長い夜も明けてきました。こうして夜通しで神楽を見ながら朝を迎え、そして日が昇る。。。四季の感謝・太陽に対する信仰、宇宙を感じさせる五神の世界・・・なんとも大元神楽は神秘に包まれています。
その頃、大原神社神殿内では最終演目の「五龍王(ごりゅうおう)」が始まりました。(右)

 

 

 

国常立王(こくしょうりゅうおう)の生み出した春夏秋冬、東西南北を司る四神に対して、その末子である5番目の子「植安大王(はにやすだいおう)」が現れ、所領を分けるように訴える、口上が舞の中のメインである神楽です。(福原神楽団)(左)
所領を一つも分けてくれない四神に対して、植安大王は怒ります。演技でなく本当に怒ります。地面をバシバシとザイ(鬼棒)が折れるほど叩き、天蓋もガツガツガツガツ叩き上げます。とても荒々しい光景でした。
この後、五神がもみくちゃになりながら取っ組み合いのケンカをします。ほんとうにケンカです。以前聞いた話だと、「五龍王」は荒々しくすればするほど、神様がお喜びになるとのこと。荒ぶる祭りは日本全国共通なのかもしれませんね。(福原神楽団)
(右)

 

 

 

最後は、氏部の翁が現れ、植安大王には中央を治めさせ、所領を5つに分割し、丸く収まります。この世の中の成り立ちを表す、6調子・8調子共、夜明け舞の一番最後に舞われる神楽で、最後は大元神(父である国常立王)を拝み、能舞は終演となりました。(福原神楽団)

 

 

 

さてさて、次回はこの「五龍王」の後に行われた「綱貫」についてお伝えいたします。いよいよ大元様が荒々しく舞う事になります。ぜひぜひお楽しみに☆(担当KAO)
(取材/KAO・あや・のり)

 

 


 

 

【日貫大元神楽観賞〜綱貫〜】

 

 

大元神楽の最終神事「綱貫」の様子です。

 

朝6時半、全ての奉納演目が終了したあと、神職により大元神(藁蛇)に祈りが捧げられました。夜を徹して神楽の様子を静かに見守っていた大元の神様、このあと「綱貫」へと移ります。(左)
「綱貫(つなぬき)」
神職・総代・神楽団3者によって藁蛇が操られました。初めはゆっくりと神楽囃子に身を乗せ、神楽歌を口ずさみながら舞座を練り歩きます。「神託(しんたく)」〈※神のお告げを聞く行為〉がある場合は、この中に託太夫も加わるそうです。この日は、神託はありませんでした。(右)

 

 

 

 

合図があったのかどうか、蛇の頭を持つ神職の方の動きが突然変わり、右へ・左へくねるように回りながら小走りになっていきます。きっと尾を噛まれるといけないのでしょう。身体に尾を巻き付けた神職の方が、噛まれないように逃げ回ります。間にいる方々もその動きについていくのに右へ左へ振り回されます。これが大元神の現す自然の力ということなのでしょう。
担当がもしこれに参加すると、酔ってしまいそうな気がします。その心地が神託につながるのかな?とも思ったり。。。(左)
続いて柱に藁蛇をくくりつけ、蛇の胴体に幣をいくつも差し、綱を揺する動作がおこなわれました。
ブランコの動きの要領で、神職が口ずさむ八百万(やおよろず)の神々に対して、この揺さぶりが行われます。神を降ろす作業になるのでしょうか? 神秘性が深まります。(右)

 

 

 

〜今年のこの月この日のこの時神楽の由庭で神遊びしよう〜
綱を揺さぶりながら、この歌を歌います。最後は激しく揺さぶり「綱貫」終了しました。
この大原神社では4年に一回の式年祭とされ、向こう4年間の町の無事と豊作を祈る行事がこれで終わりました。(左)
大原八幡宮の静間宮司により大元祭りの終了が告げられました。お話によると、江戸時代から日貫の夜明け舞は続けられ、伝えられたままを今に残す、貴重なものであるそう。この式年祭のために一年前から地元の皆さんで藁蛇を作り準備を進められてきたそうです。
祭りを通して、素朴でありながら奥深く神秘的な大元神楽を地元の氏子の皆さんと一緒に過ごすことができ、とても貴重な体験でした。(右)

 

 

 

さて、最後に「神送(かみおくり)」の儀があるということで、宮司さんと総代さんが藁蛇を持ち、車に乗り大原神社からサッといなくなってしまいます。
担当3人も、それを見届けるべく小走りで追いかけましたが見失い、「これも大元神楽の神秘性なのか!?」とあきらめかけましたが、神社に戻り片付け中の神楽団の方に場所を聞いて再度場所を突き止めました。
車で2分ほど離れた大元神社の境内の裏手に、藁蛇がくくりつけてあり、すでに儀式は終わってだれもいませんでしたが、その神秘的なただずまいを目にすることができました。

 

 

 

パソコン・スマホなどの情報社会のなか、このおおらかでかつ神秘性にはらんだ大元神楽、それはこの地の方々を映す鏡でもあるのでしょう。そのような事を考えつつ、家路にとついたのです。
(つづく/担当KAO)
(取材/KAO・あや・のり)

 

 


 

 

【日貫大元神楽観賞〜番外編〜】

 

 

最後のさいごに番外編としてレポートします。ぜひ皆さんも観賞のポイントとしてお役立てくださいね♪

 

幕間の御花読み上げ(寄付の披露)の様子。
大人数の方々が出てきたと思ったら一斉に御花を読み上げ、私たちはビックリ! 日貫地区5団体の共演奉納ということで、5団体の方々が一斉に読み上げるという珍しい光景。
次第に声が大きくなり、相手の団体の方の声を打ち消すようにエスカレートしていきます。。。(左)
皆さん声を張り上げ競う中で、だんだんと、このお二方がエスカレートしていき観客を沸かせます。お互いに意地の張り合いが続きました。(右)

 

 

 

 

御花読みではライバルだったこのお二方も、朝方行われた「塵輪」では互いに共闘。神に果敢に抵抗しました。

 

御花読みは、各地域の神楽で様々な様式があり、これも石見神楽観賞の楽しみでもあります。言い回しが独特な社中もあれば、扇子を持って舞いながら披露する団体も。とても赴き深いものなのです。

 

 

神事の様子。レポート「神事編」では、画像を明るく調整していますが、実際の生の眼で見ると、これくらいの暗さで行われました。
私たちもこのような光景は初めてで、厳かかつ神秘的な光景を目にしながら、「写真どうしよう〜??ISO感度どうすればいいの〜。」と心の中で悲鳴を上げたのでした。(左)
神事中の内と外。とても厳かな光景です。(右)

 

 

 

人のいない楽屋というのは、とても趣のあるものです。神楽面や衣裳箱、神楽道具などが整頓して並べてあり、これから始まる神楽の高揚感が高められます。(左)
お宮の外では、地元の若者達が飲食コーナーを。これも奉納神楽ならではの光景です。うどんや飲み物などが販売され、地元の皆さんの憩いの場となっていました。(右)

 

 

 

地元の子ども達は、この日は一年で唯一の夜更かしのできる日。沢山の子ども達が、友達同士や親子連れで毛布片手に、お宮に集まりました。(左)
大人の方々のお楽しみは、ビールやお酒。地元の氏子の皆さんは、多くの方がお重やオードブルを持って神楽観賞をされていました。朝まで楽しむ準備万端です。
山里の祭りらしさ溢れる、なつかしく温かい光景でした。(右)

 

 

演目「天蓋(てんがい)」が終了し、柱に縄をくくりつける様子。こんな一コマも絵になるのが大元神楽です。(左)
石見神楽といえば若手が注目されがちですが、ベテランの皆さんの懐深さあっての伝統芸能。この光景こそ日本の財産なのではないでしょうか、と担当は思います。(右)

 

 

「塵輪(じんりん)」の光景。
先に神舞を終えた舞子が、幕内から鬼舞を見つめる。楽屋内では次の演目に着替える舞子、、、幕がオープンである大元神楽ならではの光景。(左)
沢山の靴がずらりと並び、町の方々が、お宮で神楽を楽しむ、石見らしい風景です。
神楽囃子が聞こえると、神社の階段を走って登る。これが石見人気質だったりします。(右)

 

 

 

屋台のうどんを楽しむ担当あや。さっぱりした関西風のお味で、身も心も温まりました。(左)
夜明け舞では、朝まで神楽奉納があるため、いつ寝ようが自由。子どもも大人もごろんと寝転がって夢の世界へ。お目当ての演目で、親に起こしてもらうよう頼んだりする子もいたりします♪(右)

 

 

 

担当KAO・のり・あやも当然、眠りの世界へ誘われました。

 

 

 

舞台から一歩降りて狐の舞を見物する法印さん。これが演出なのか風習なのか、怪しい者を見物する「黒塚」でのワンシーンの場面に見事に合致表現しています。(左)
朝7時、最終儀式の「綱貫」が終わり、皆さん拍手。朝まで沢山の方が残って、大元神楽の一晩を楽しみました。(右)

 

 

 

朝まで見る!というのは以外と個人個人のステータスでもあったりして、「去年は途中で帰ったので今年は全部見る!」とか、何なんでしょう。氏子のサガというかなんというか。。。
そんなこんなで、邑南町日貫での大原神社4年に一度の式年祭を堪能。ぜひ皆さんも神秘かつ破天荒なる大元神楽を垣間見てくださいね。
〈奉納:吉原大元神楽団・春日神楽団・桜井神楽団・山ノ内神楽団・福原神楽団〉
(おわり/担当KAO)
(取材/KAO・あや・のり)

 

 

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