神楽衣裳 大畑や

2014年8月27日 / 未分類, 石見神楽

<石見神楽を支えるー神楽衣裳 大畑やー>

 

浜田市国府町にある石見神楽衣裳店「神楽衣裳 大畑や」に先日おじゃましてきました(^^) 入口にのれんが出てるのでわかりやすいですね♪
玄関口にはさっそく石見神楽の衣裳で見るような龍のニクモチ(衣裳に使われる生き物)がっ。

玄関口には石見神楽グッズやチラシが並べてあります。

 

大畑や ニクモチ

 

「神楽衣裳 大畑や」は創業3年。代表の大畑公人さんが衣裳作成現場を案内してくださいました(^^)

 

大畑さん 大畑や2

 

大畑さんは子どもの頃から石見神楽団体に所属しており、衣裳作りはもともと趣味で始めたそうです。後継者不足の神楽衣裳界で徐々に注文が増えていき、現在では石見地方各地で多く神楽団体の衣裳を請け負い、石見神楽の隆盛を支えています。

 

 


神楽衣裳の作成現場で早速!完成した衣裳を見せていただきましたー♪(^^)「塵輪」の鬼着です!!

 

 

鬼着1(ブログ用) 鬼着2(ブログ用)

 

温泉津舞子連中(大田市)さんの鬼着。

普段は完成品はすぐ依頼元へ納品されるのでこちらに置いてあることはそうそうないんですが、今回は特別にご用意していただきました(ありがとうございました!!)

 

 

見れば見るほど細かい手仕事の集大成になっています。
衣裳でよく目に入る龍や虎などの模様。これらを立体的になる工夫を凝らしながら金糸で表現するのはもちろん、模様だけじゃありません! 裾で揺れ動く金のバレンも金糸から作り出し、柄か刺繍かと思った文様柄は金糸で編んで施されています。

 

龍(ブログ用) 金糸模様

 


 

「神楽衣裳 大畑や」では現在4人で衣裳を作成しています。衣裳の下地に針をひとさしひとさし、金糸で竹を描き、松を描き、模様が出来上がっていきます。このように根気のいる作業を続け、衣裳一着が仕上がるまでには一ヶ月はかかるそうですよ!

模様は一筆描きのように、刺繍を始めたところから終わるところまで極力途切れないように仕上げます。太い線は何往復も金糸を縫うことで出来おり、どのように縫っていくか考えて始めなければなりません。

 

刺繍 刺繍2

 

下地の布の張り加減によって作業効率も出来も変わってしまうそう。

下地張りは全て代表の大畑さんがやるそうですよ。

 

ニクモチ 刺繍3
これは虎の刺繍。ニクモチになるまでどれくらいの作業段階があるんでしょう?

 


 

始めにお伝えしたとおり、「神楽衣裳 大畑や」代表の大畑公人さんは自身も石見神楽を子どもの頃からやっています。そんな大畑さんの中で石見神楽に対する理想が昔と今でで変わってきたそうです。

昔は舞も衣裳もひたすら派手なものがいいと思っていたという大畑さん。
今では舞に関しては『動かない美』『漂う雰囲気で魅せる』舞の良さがわかるようになったと。
「昔から教わっていたことだったのに当時は理解できなかったんです。衣裳も、色を使ったただ派手な物ではなく、黒地に金糸で描く線の美しさだけで魅せる衣裳を作ることが目標になりました。」

 

大畑さん1 ラフ画

 

独学で神楽衣裳の技術を身につけてきた大畑さんですが、衣裳の修繕を受けた時などに老舗の熟練した裁縫技術を目の当たりにし、その思いは強くなっていったそうです。

社中さんがイメージする衣裳を作るために新しい試みもいとわないという大畑さん。その技術は石見神楽の枠を越え、大衆演劇の世界でも活躍しています。

 

 

「石見神楽の衣裳は石見で作ったものを」後継者不足が懸念される神楽衣裳産業で石見神楽の華を支える「神楽衣裳 大畑や」さんでお話を伺いました☆ 大畑やの皆様ありがとうございました!(^^)

 

獅子 衣裳

 

 

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神楽衣裳 大畑や
島根県浜田市国府町1773-5
TEL 0855-28-3199
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